好きな気持ちを大事にする


最初は、あこがれていただけの楽器や演奏も、練習する事によって出来るようになってきた。

そして、初ライブを行ったりして、ライブの楽しさを知っていった。

だけど、どんどん練習していくんだけれど、周りのうまさに圧倒されていった。

すると、自分は楽しいからやっていると言う気持ちが小さくなって、うまくならなければいけないと言う心が大きくなっていった。

ライブを見てくれた人達が、今日は良かったねと言ってくれた言葉に対しても、まだまだ、うまくならないとと、素直に受け取ることも出来ない。

人と比べるばかりで、自分の本当の気持ちをおしころしていく。

そうする事によって、どんどんつらくなっていった。

本当はただ好きだからやっていたいだけなのに、うまくないとやってはいけない。

そのような感覚に捕らわれていった。

すると、誰かの一言に傷ついたり、やる気をなくしたり。

自分に問題がある事に気づいても、素直になる事が出来なくなっていった。

そして、どんどん、心がつらくなっていった。

もう、音楽なんてやめようかな。

自分はどうして、音楽をやっているのだろう?

そうやって、空を見上げた。

じっと、空を眺めていたら、ふと気づいた。

私は好きだから、やっているんだ。

ここに気づいた時に、声に出してみた。

私は音楽が大好き、演奏が大好き。

言葉に出した時に、心がすごくあたたかくなっていった。

それと同時に、焦らなくてもいい、自分のペースで進めばいいと、あたたかい声が聞こえてきた。

あなたを心から応援しています。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。